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テンデンス「ウルトラマンコレクション」インタビュー

テンデンス「ウルトラマンコレクション」インタビュー

取材・構成:柳 雄大

スイス生まれのファッションウォッチブランド・テンデンスが、ウルトラマンシリーズのキャラクターをモチーフにした腕時計「ウルトラマンコレクション」を数量限定で販売中。このコラボレーションには、キャラクターそのものを徹底研究し、ディスカッションから開発までに2年近い歳月をかけるという、同社ならではのこだわりがすみずみまで宿っています。

3つのモデルが登場した「ウルトラマンコレクション」の中でも、今回は時計の数字がばらばらに配置された衝撃的デザインで話題を集めるウルトラマンベリアルモデルをクローズアップ。史上初となる“悪に堕ちたウルトラマン”を腕時計のデザインに表現するため、「テンデンスが持っている最新の技術、知識をすべてつぎこんだ」というベリアルモデルについて、株式会社テンデンスジャパンでPRを担当する佐藤智子さんに詳しくうかがいました。

腕時計のタブーにあえて挑んだデザインの秘密

——今回のウルトラマンベリアルモデル、大変ユニークなデザインになりましたね。どのようなイメージからこのデザインになっているのでしょうか?

佐藤 「ベリアルがやって来て、その場を破壊して去った」というイメージですね。風防(時計のガラス部分)にはひびの柄が入っていますが、これは空間そのものにひびが入っていることを表現しています。また、インデックス(1から12までの数字)がバラバラになっていますが、これは破壊された空間の時間が静止していることを表しています。

——数字がばらばらになっているのは、静止した時間を表していたんですね。この衝撃的なデザインが生まれた経緯、発想はどこから?

佐藤 円谷プロさんと一緒にディスカッションしていく中で、ベリアルが初めて登場した映画(『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』)を私たちも何度も観まして。ベリアルがどういったキャラクターなのか、生まれた経緯とか、彼の経験とか、破壊することへの思いとかといった部分を理解していったときに……「ただ単にカラーリングだけで(時計を)表現しても、ファンの方に納得していただけるかな?」という気持ちがあったんですね。

色々とアイデアを練っているときに、数字を全部バラバラにするというアイデアがでてきました。ただ私としては、1文字だけならともかく、数字を全部ばらばらにするのは正直、難しいんじゃないかと思っていました(笑)。でもテンデンスのマネージャー側が本国のデザイナーと交渉した結果、「トライしてみよう」ということで、私も驚きまして(笑)

——デザイナーさんも同じ気持ちでこの発想に至ったということですね。腕時計の数字を、ここまでばらばらにしてしまう例ってあるものなんでしょうか。

佐藤 弊社ブランドとしては前例がないですね。視認性のことを考えると、時計の機能性としてはタブーです。ただ、このモデルをよく見ていただくと、数字より一段低い層に白い目盛りが小さく入っており、時間が把握できるようになっています。

——タブーにあえて挑むコンセプトは、ベリアルともすごくマッチしていますよね。100体の怪獣を操れるという武器・ギガバトルナイザーを模した秒針も……両側が長い秒針ってあまり見たことがないなと。

佐藤 そうですね。通常であれば片側を半分の長さにするんでしょうけど、ギガバトルナイザーを忠実に再現しました。さらに注目していただきたいのは、色が左右で違うんです。黒い部分と青い部分があり、青い部分がいわゆる通常の秒針の先端になっており、時間が分かりやすくなっています。そういう細部のデザインにはこだわっています。

テンデンスが持っている最新の技術、知識をすべてつぎこんでできたのが、このベリアルモデルなんです

——現物を拝見してみて、時計全体の立体的な作りにも驚きました。ケースの内部が平らではなく、何層にも重なった構造になっているという。

佐藤 中央にベリアルの胸元のデザインを乗せるために、通常の時計よりもダイアル(文字盤)が一段低くなっているんですよ。それは針と表面のガラスとの間の距離があらかじめ決まっているためなのですが、この加工によって、より奥行きができて、周囲の数字がより立体的に見えるような構造なんですよ。

——あとは全体をまとめているケースも、赤と黒のグラデーションがすごくきれいです。

佐藤 ケースは、ここ2年ぐらいで開発したアルミニウム化合物の新素材でできています。これによって、きれいなグラデーションと、より鮮やかなカラーリングが出せるようになりました。文字盤にプリントが入っている部分がありますが、ここに正確に印刷するというのも、最近開発した技術になります。さらに、ひび割れの表現のためガラスにプリントをしたのも初ですし、ストラップにプリントをしたのも初めての試みでした。テンデンスが持っている最新の技術、知識をすべてつぎこんでできたのが、このベリアルモデルなんです。

——重厚感があり、手に取ったときに「これは特別なものだ」という感覚がありました。

佐藤 テンデンスの時計はケースが50mmだったり41mmだったりと大きめなので(ベリアルモデルのケースサイズは50mm)、腕につけたときのインパクトは大事にしています。アルミの化合物を使ったツヤッとしたカラーリングにこだわりつつ、付けたときには軽やかな付け心地であることを大事にしていますね。また、ストラップが腕に合うようカーブ状になっていてぴったりフィットするテンデンスならではの構造もつけ心地をよくしています。このように重厚感、高級感は損なわずに、軽やかで付けやすいというテンデンスのいいDNAをしっかりと落とし込んでいるという形です。

——本来の時計として優れたものだということは知ってもらいたいポイントですね。ベリアルファンとしては素通りできない時計になったと思います。ちなみにこのモデルの現物を見られる場所は?

佐藤 表参道と銀座にある弊社の直営店、あとは百貨店です。数量が300本とかなり限られているモデルのため、取り扱っていないお店もあるのですが、コラボレーションモデルの特設サイトに掲載されている店舗でご覧いただけます。

——気になった人には、そこでも見て検討してもらいたいですね。

佐藤 そうですね。きっとグラグラきていただけるのではないかなと思います。


今回おすすめの商品、ウルトラマンベリアルモデル(テンデンスDe’ Colorタイプ)

価格:62,000円(税別) ※限定300本
商品番号:TY143101
ケース素材:アルミニウム
駆動:クォーツ(電池)
ガラス:ミネラルガラス
ベルト:シリコンストラップ
防水性:10気圧防水
ケースサイズ:50mm×50mm
購入特典:オリジナルBOXスリーブ、キャラクター時計置きPAD
※PAD記載の数字は共通です
※ご購入には、「TSUBURAYA MEMBERSHIP CLUB SHOP」の会員登録が必要です。
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商品詳細はこちら http://tsubustg.shop24.makeshop.jp/shopdetail/000000000019/