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TSUBURAYA CONVENTION 2019 スペシャルインタビュー

TSUBURAYA CONVENTION 2019 スペシャルインタビュー

塚越隆行(円谷プロダクション代表取締役会長兼CEO)

過去・現在・未来を繋ぎ
ファンのために催す
究極のおもてなし空間

(聞き手:清水 節)

——令和という新たな時代の年末に初めて開催することになった、ツブコンことTSUBURAYA CONVENTION。“円谷プロ史上最大の祭典”というキャッチコピーからも満を持したイベントであることがうかがえます。『TSUBURAYA・GALAXY』創刊スペシャルインタビューでは、コア層に向けたツブコンの中心にあるのは「円谷プロがダイナミックに変わっていくワクワク感」であると、会長は語っておられました。今日は、その全貌をお話しいただけるのですね?

 フルラインナップは発表できますが、まだまだこれから明らかになっていくサプライズがたくさんあるんです(笑)。まず改めて申し上げておかねばならないのは、円谷プロが劇的に変貌していくといっても、ガラリと中身が豹変してしまうわけではありません。僕がずっと言い続けていることですが、これまでに円谷プロが作ってきた作品群を大事にし、それらを愛してくれるお客さんを大切にしていきます。その一方で、創業者・円谷英二の遺伝子を継承し、彼がやりたかったことを引き継いで、さらに可能性を拡げていきたい。つまり、これから新しい作品群を次々と生み出していく。そんな円谷の過去・現在・未来という時間軸をきちんと繋いで、ファンの皆さんに楽しんでいただく場が、2年に一度のスパンで開催する予定のツブコンなんです。

4つのテーマに大別できるツブコンの要素

——12月14日(土)と15日(日)の2日間、多彩な演目が目を引きますが、どのようなカテゴリーで構成したのですか。

 ラインナップ自体は、ステージイベント、シンフォニーコンサート、イベントプログラム、ディナーパーティー、グッズエリアなどの種類になりますが、僕はツブコンのテーマを4つの要素に大別して考えています。それは、【ストーリー】【グリーティング】【カルチャー】【コレクション】。キャパ2000席のメイン会場、TOKYO DOME CITY HALLで行う「オープニングセレモニー」は、とても重要なパートになります。この会場で2020年以降の作品群の最新情報を一部ご紹介します。さまざまなメディアやプラットフォームを使って活動するヴィヴィッドな現在と未来を、いち早くファンにお伝えすることになります。円谷プロの本質は【ストーリー】を作る制作プロダクションですが、これからは企画プロデュース集団としても飛躍していきます。ツブコンでは、昭和から現在に至るウルトラマンシリーズや円谷ワールドの作品群のファンが、馴染み深いストーリーに触れることもできれば、今から紡ぎ出される全く新しいストーリーに驚くことにもなるわけです。
 
——【グリーティング】とは、キャラクターや出演者とファンが、ライブ空間でコミュニケーションを図ることを指すのですね。

 その通りです。総勢ウルトラ50ヒーローたちが登場するファミリーディナーショー「ウルトラマン セレブレーション」は圧巻ですよ。ファンの心の中で今なお煌(きら)めく、歴代のヒーローやヒロインの俳優たちがトークを繰り広げる「ウルトラマン レジェンドパーティー」は、着席ブッフェスタイルでお楽しみいただきます。ダイナ、ガイア、アグル、コスモス役を演じた俳優陣による「平成ウルトラ4大ヒーロー大集結」。ギンガからタイガまでの俳優陣が揃ってウルトラマンゼロ10周年を祝い、トークやアクションを行う「ニュージェネレーションヒーローズ全員集合」など盛りだくさんです。
 掲げた4つの要素は、捉え方によって1つのプログラムに複数が含まれることもありますね。グリーティングであっても同時にストーリーを楽しむファンもいるかもしれません。古いものと新しいものという軸で捉えることもできます。たとえばシンフォニーコンサート「ULTRAMAN MUSIC LIVE」。第1部は冬木透さん作曲の「交響曲ウルトラコスモ」に脚本家の上原正三さんが書き下ろしてくれるナレーションでオーケストラ演奏しますが、第2部では豪華アーティストがウルトラ史を彩る名曲をカバーします。まさに、故(ふる)きを温(たず)ねたあとに新しきを知るという“温故知新”で構成されているんです。

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