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空想科学『かいじゅうのすみか』プロジェクト

 この映像技術に、円谷プロが築きあげてきたイマジネーションの大代表である“かいじゅう”が組み合わさると、いったいどんな事が起こるのか?

 今回、最も注目したいポイントとして挙げられるのが、定位置での鑑賞ではなく、歩みを続けながらの体感であるという点です。

 これまで紹介してきたプロジェクションマッピングは、自分が座って見ている広い景色がどんどん変わっていくものでしたが、今回『かいじゅうのすみか』に投入されているプロジェクションマッピングのスタイルは、自分が歩いているその目の前で何かが起きていく、言わば驚きの出会いのエンターテイメント。そのための技術も開幕に向けてブラッシュアップが進められています。手を伸ばせばすぐにも届きそうな未知の世界と空間への入り口が、みなさんを待っているのです。

 実はパナソニックさんは、その前身である松下電器産業の時代から、円谷プロとは縁の深い会社です。
 平成の時代には、パナソニックデジタルネットワークサーブさんの映像技術協力によって、初期ウルトラマンシリーズのデジタルリマスター版による高画質のDVD開発が実現しました。なかでも『ウルトラマン』で特典映像として収録されたパナソニックさんの機材協力による「親と子のための特撮講座」は、円谷プロのオフィシャルな映像基礎のレクチャーとしても知られています。昭和の時代には、松下電器さんがスポンサーを務めたテレビドラマシリーズ『ナショナル劇場』のメインタイトルを円谷プロが制作していますが、中でも一番有名なのは、巨大新ヒーローと新怪獣まで登場した「ナショナル電気掃除機 隼(はやぶさ)」のコマーシャル制作です。

 こうした歴史を振り返ると、パナソニックさん(松下電器さん)と円谷プロが、互いの持ち味を生かし、それぞれの技量をより引き立たせていく素敵なパートナーシップがあったことが分かります。時代が令和に変わり、今回は円谷プロが特撮で描いてきた“かいじゅうの世界”を、パナソニックさんのデジタル技術がアップデートし、夢と驚きが全く新しいものに生まれ変わる…そんな瞬間の連続を体感出来ることになりそうです!