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『ウルトラヒーローズEXPO THE LIVE』特別鼎談

【TSUBURAYA CONVENTION2019】特別販売決定!
CoolProps胸像「ゼロ」「ベリアル」「バルタン星人」/「ゴメス&リトラ」フィギュア

取材・構成:トヨタトモヒサ

いよいよ開催まで一ヶ月を切った円谷プロ史上最大の祭典「TSUBURAYA CONVENTION」。この程、その会場限定アイテムの発売が決定した。マスからインディーズまで、幾多のアイテムが市場に溢れる中、本家本元の円谷プロだからこそ、できることとは? その製作の裏側、アイテムの魅力について、LSS(Light Sculpture Studio)の品田冬樹&澗淵隆文の両氏に語っていただきました。

●CoolProps胸像「ゼロ」「ベリアル」「バルタン星人」

(※画像は開発中のイメージです。)

——まずは、商品企画としての「胸像」というアイディアはどこから出てきたものなのでしょうか?

澗淵 企画自体は社内から「LSSによるツブコン限定アイテムを何かやりたい」と相談を受けたことが発端です。そこは我々、LSS(Light Sculpture Studio)が関わる以上、実際に撮影で使われているプロップを生かさない手はありません。一番価値のあるプロップをベースにした商品化を模索していく中、「胸像」という案が固まってきました。

品田 ちょうどイベントや展示用に製作された、胸像があったんですよ。

澗淵 そうなんですよね。それも大きさも含めて、ズバリ本物から製作されたものだったんです。

品田 まさしく撮影用のオリジナルからのレプリカです。これまでに現物に近しいサイズのマスクやレリーフみたいな商品はありましたが、従来のものとは一線を画した調度品、アートとしての商品化は、我々としても非常に望ましい形と言えます。

——ゼロとベリアル、そしてバルタン星人という3体のラインナップはどのように決まったのでしょうか?

澗淵 色々と検討したのですが、まず、ゼロとベリアルは、幅広い層に支持されているキャラクラターですし、ちょうど『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』から10周年ということもあり、この2点に関してはすぐに決まりました。

品田 バルタン星人に関しては、弊社が行っている『ULTRAMAN ARCHIVES』との連動もあったようです。

澗淵 ウルトラヒーローだけでなく、怪獣か宇宙人もラインナップに加えたい気持ちがあり、そこはやっぱり一番メジャーなバルタン星人というところで決まった感じですね。

——それぞれ、当時、造形を手掛けられた際のエピソードもお聞かせいただければと思います。

品田 自分は09年に入社したのですが、ゼロは公式で関わった初めてのウルトラマンになります。今までになくワイルドなウルトラマンで、当時は目が怖いとか色々言われましたが(笑)、10年経った今も人気が持続していて嬉しい限りです。ベリアルは澗淵が原型を担当しています。

澗淵 品田が試行錯誤を繰り返して完成させたゼロに対して、ベリアルは申し訳ないくらいスムーズに出来上がりました。唯一指示を受けて修正したのは、顔の長さくらいでしょうか。ベリアルって正面と横の印象が大きく違うんですよ。横からだと、かなり大きく見えるのですが、正面だとかなり小顔なんです。そういう意味でも特異な形状に仕上がったと思います。

品田 H・R・ギーガーのエイリアンチックな感じもしますね。

澗淵 ああ、確かにそれはありますね。

品田 あそこまで極端ではないけど、奥行きを取るのは、デザイナーの後藤正行さんのセンスでもあります。ゼロも後ろに流れる独特のラインがあるんです。

澗淵 実はゼロの原型は当初、自分が担当していたのですが、途中で品田にシフトしました。

品田 僕のほうが後入社だったから(笑)。

澗淵 それで、自分がベリアルの担当になったのですが、私が作業を進めていたゼロよりも、断然カッコよく仕上がっていて、正直言うと負けたなと(笑)。まだまだ品田の域には及ばないということを当時思いましたね。

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