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特集
「物語の必然性がある謎」を体験!
「かいじゅうのすみか AnotheR story 〜時をつなぐ⽯碑〜」

石川淳一

石川淳一 いしかわ・じゅんいち

1986年からゲーム制作に携わっている福岡在住の化石的デジタルゲームデザイナー、ときどき体験型ゲームデザイナー。
有限会社エレメンツ取締役。体験型エンターテインメント情報サイト「ARG情報局」編集人。
最近の研究テーマはARG(代替現実ゲーム)やトランスメディアストーリーテリングなど、現実空間を使った新しい物語体験。
まだ見ぬ新しい体験型エンターテインメントを求め、仕事と称して東に西に出かけまくる日々。

「まさにここは、かいじゅうのすみかだ……」
東京ドームシティ・ギャラリー アーモで行われている体感エンターテイメント『かいじゅうのすみか』。
ARと謎解きを組み合わせた追加プログラム『かいじゅうのすみか AnotheR story ~時をつなぐ石碑~』(以下『AnotheR story』)に参加するため、会場内に足を踏み入れた第一印象がこれだった。

『かいじゅうのすみか』は、入場者が異次元のポータルに吸い込まれ、かいじゅうたちが暮らす世界を探検するアトラクションだ。そして、探検を進めていくと実ははるか昔に、ある探検家がこの世界を訪れ、研究していたことが判明し、アトラクションの最後には貴重な研究資料が残されている「探検家ラボ」にたどり着く。
会場内ではプロジェクションマッピングや動刻ロボット、レーザー光線、AR技術、等身大の怪獣のパーツ造形物などを活用してその世界を再現しており、「かいじゅうのすみか」に迷い込んだ、ワクワクとした冒険感を楽しむことができる。

これだけでも十分に楽しめるアトラクションだが、ARと謎解きを組み合わせた追加プログラム『AnotheR story』に参加することで、物語体験はさらに深まる。
なぜ自分たちがかいじゅうたちの世界に迷い込んだのか、探検家は何を発見したのか、『かいじゅうのすみか』のあちこちにある不思議な文様の石碑は何なのか。その真実を自分たちの手で明らかにすることができるのだ。
『AnotheR story』は1つの参加キットで1グループ一緒にプレイできるのも嬉しいところ。最小限の追加料金で、家族や友人、恋人と一緒に冒険をすることができる。

一連の異変の中心に
東京ドームシティがある

ちなみにこの物語はイベント開催の1ヵ月近く前から始まっていた。
ESPer隊を名乗る「河元」という人物により、サイト(https://esp-it.info/)やTwitter(https://twitter.com/MisteryTbry)によって、日本の各地で異変が発生していることが次々と報告されていたのだ。
異変の起きた場所を調査する中で、一連の異変の中心に東京ドームシティがあることがわかり、ちょうどその頃開催されている空想科学「かいじゅうのすみか 体感エンターテイメント」へと調査に向かう。
そこでかつて「かいじゅうのすみか」を訪れた探検家が残したと思われる古い「手記」(ブックレット)と石碑に反応する不思議な「石版」(専用タブレット)を発見したあなたは河元に調査を託され、「かいじゅうのすみか」に入るポータルへと向かう……。
(今から『AnotheR story』に参加される方はESPer隊のサイトhttps://esp-it.info/やTwitterを事前に見ておくと没入感が更に増すので、ぜひ!)

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