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 『TSUBURAYA・GALAXY』編集長の篠田剛です。
 2020(令和2)年1月2日、脚本家の上原正三さんがご逝去されました。
 私は訃報に接したとき、昨年9月『TSUBURAYA・GALAXY』の取材で、「かいじゅうのすみか」について、上原さんに語っていただいたことを思い出していました。

 その日、上原さんは、「かいじゅうのすみか」のイラストやストーリーをご覧になって、「これは50年経って、ようやくたどりついた世界ですね…。期待していいと思います」とおっしゃられました。
 その言葉に、とても大きな勇気をいただいたことを、私は今も鮮明に覚えています。
 まだスタートしたばかりの「かいじゅうのすみか」プロジェクト。
 もっと上原さんに見ていただきたかった。そして、もっと色々なお話を伺いたかった…。本当に残念でなりません。

 「人間の心の中にすんでいるのが「かいじゅう」なんです。人間が人間である限り、つねに自分たちの時代にあった新しい「かいじゅう」が生み出されていくでしょう…」

 あの日の上原さんの言葉が、私の心の奥深くにずっと残っていて、イベントの現場でお客さまと接しているとき、そして、この『TSUBURAYA・GALAXY』の編集をしているとき、自分はちゃんとそれを伝えることができているのだろうか…と、いつも感じます。
 上原さんが様々な作品で表現された思いやメッセージを、未来へ受け継いでいくことができるように、これからもずっと考え続けます。

 心からご冥福をお祈りいたします。

 昨年、円谷プロダクションは、数々の新プロジェクトを発表しました。そして多くのイベント会場で、『TSUBURAYA・GALAXY』読者の皆さん、ファンの皆さんとお会いすることができました。
 2020年は、さらに新たなテーマも準備しています。
 子供から大人まで、すべての人が感動できる「イマジネーションの力」で、これからも空想の冒険を続けていきましょう!