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円谷特撮メカ 第11回 科学警備隊所属 ウルトリア

円谷特撮メカ
第11回 科学警備隊所属 ウルトリア

防衛チームが使うメインメカニックが交代

円谷プロ作品の中で様々な形で描かれてきた、ファンの胸に強く残っている忘れじの「メカニック群」の数々。それらの魅力を改めて追及・検証してみようという本コラム、その第11回は、円谷メカニック史上、実質的には第2位にランクインする大きさを誇る超弩級戦闘艦について触れていく。

年はまたいでしまっているが、昨年は『ザ☆ウルトラマン』放送から40年目となる年だったことはファンには改めて説明するまでもないところだろう。さらにこの先の春、新年度を迎えたらまた別の円谷プロ作品の節目が巡ってくることになる。その前に、まだ「メモリイヤーの範囲内!」と言い張れるうちに、いま一度『ザ☆ウルトラマン』関連のメカニックについて触れておきたいと思った訳なのだ。そこで、半ば筆者の独断と趣味も混じってしまって申し訳ないところだが、このメカニックを選ばせていただいたという次第である。

ウルトリア。ウルトリア…!
その印象は強烈だった。
言うまでもないが、『ザ☆ウルトラマン』におけるメインメカニックは、科学警備隊が駆る万能戦闘航空母艦スーパーマードック号であった。スーパーマードック号は、実写ウルトラマンシリーズにおけるウルトラホーク1号、タックファルコン、スカイホエールなどの伝統を受け継ぐ主力兵装となる大型航空機で、白という機体色から感じさせるノーブルな印象、母艦としての役割を担いつつも、バーディ、ベータミーといった同じ科学警備隊が使用する小型戦闘機にも負けない、「速く飛びそう、機動性良さそう」と見た目から感じさせるスタイリッシュな部分などが相まって、非常に好印象なメカニックであった。実際、飛行速度の設定数値はバーディ、ベータミーを上回っている(マッハ5.5。バーディ、ベータミーはマッハ5)。デザインは、ガンダムで有名な大河原邦男氏によるもの。実際にも、スーパーマードック号は、従来の地球防衛チームの主力戦闘機にはないスピード感、軽快さを持って描かれ(そこがアニメ作品だったゆえの特長でもある訳だが)、最初の印象を裏切らないカッコいいメカとしてのイメージを守り続けた。地球防衛チームの主力攻撃機としての新たな局面を拓くものだったとも言えるだろう。