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第12回 Episode15「恐怖の宇宙線」

『ウルトラマン』エピソードガイド
第12回 Episode15「恐怖の宇宙線」

氷川竜介

氷川竜介

氷川竜介

氷川竜介 ひかわ・りゅうすけ

1958年兵庫県生まれ。明治大学大学院 特任教授。東京工業大学卒業後、メーカー勤務を経て2001年に文筆家として独立。文化庁メディア芸術祭審査委員、毎日映画コンクール審査委員、東京国際映画祭プログラミング・アドバイザーなどを歴任。主な編著等:「20年目のザンボット3」(太田出版)、「日本特撮に関する調査報告書」(文化庁)、「ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ」(カラー)など。

解説

 第2クール目冒頭にあたる第14話、第15話は佐々木守脚本、実相寺昭雄監督のウルトラマンシリーズへのデビュー作に相当する(2本並行して撮影)。そしてスーツが新調されたウルトラマン(通称Bタイプ)の本格的な戦闘デビュー回でもある。

 作中世界でも怪獣ブームが起きていて、小学校の教室では怪獣を描いた図画の課題作がズラリと貼り出されていた。中でもムシバ(ニックネーム)の描いた怪獣ガヴァドンは、ツルンとした独特の形状をしていて、クラスのみんなに笑われてしまった。
 大きく描けば怖くなるかもと、積まれた土管のひとつに怪獣を描いたムシバ。しかしその夜、降り注いだ怪しい宇宙線が、絵に描かれたガヴァドンを実体化させたばかりか、生命をあたえてしまったのである。