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TRI-SQUAD NOVEL SERIES From TRI-SQUAD VOICE DRAMA 第4回 超伝説新章~ウルトラマンタイガは太陽のように~

連載小説
TRI-SQUAD NOVEL SERIES
From TRI-SQUAD VOICE DRAMA
第8回 「奇跡はクリスマスの夜に」

池田 遼

イラスト 後藤正行

「ストリウムブラスター‼」
「タイタスプラネットハンマー‼」
「ストライクスマッシュ‼」
 いくつもの激しい爆発音が、その場に響き渡った。
「いやー、ようやく終わったな!」
 辺りを見渡せる小高い丘の上で、俺はごろりと寝ころんだ。
 ここは辺境の惑星・ラシュア。もともとは緑豊かな星だったらしいが、宇宙から来た芋虫のような怪獣の異常発生によって植物が食い尽くされ、生命が滅びそうになってしまっていた。そこでこの俺、ウルトラマンタイガを始めとするスーパーチーム・トライスクワッドが、必死になって駆除を行い、さっきようやく終わったところってわけだ。
「タイガ、油断するのはまだ早い。一匹でも残っていたらせっかくの苦労が水の泡だ」
 と言う堅物さんは、トライスクワッドの仲間で、力の賢者ウルトラマンタイタス。
「真面目ちゃんだねぇ、タイタスの旦那は。で? タイガ、次はどの星に行くんだ?」
 こっちは同じくウルトラマンフーマ。超スピードが自慢の風の覇者だ。
「フーマはせっかちすぎだって。この人間のケガも治ってないし、もう少しこの星でやすんでいこうぜ」
 そう、俺とタイタスは今、この星の知的生命体・ラシュア人に同化している。芋虫怪獣の襲撃から子どもたちを守ろうとして重傷を負ってしまった、二人の勇敢な青年たちだ。