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第15回 episode17「無限へのパスポート」

『ウルトラマン』エピソードガイド
第15回 episode17「無限へのパスポート」

氷川竜介

文:氷川竜介(明治大学大学院特任教授)

氷川竜介

氷川竜介 ひかわ・りゅうすけ

1958年兵庫県生まれ。明治大学大学院 特任教授。東京工業大学卒業後、メーカー勤務を経て2001年に文筆家として独立。文化庁メディア芸術祭審査委員、毎日映画コンクール審査委員、東京国際映画祭プログラミング・アドバイザーなどを歴任。主な編著等:「20年目のザンボット3」(太田出版)、「日本特撮に関する調査報告書」(文化庁)、「ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ」(カラー)など。

放送第17話「無限へのパスポート」1966年11月6日放送


脚本:藤川桂介


監督:飯島敏宏


特殊技術:高野宏一

【解説】1500w(ストーリー含む)

 「常識を超越した四次元生命体」のブルトンを中心としたエピソードである。前作『ウルトラQ』に登場した人知を越えた超自然生命体バルンガと同じ系譜に属する「不思議系」の怪獣である。飯島敏宏監督らしく、超自然現象は恐怖ではなく軽妙なコミカルタッチで描かれている点も、楽しい回である。

 物語は、外国紳士の前にあった青い物体が突然生き物のように変形し、驚く彼ごと部屋から消失するところから始まる。彼は世界的な探険家イエスタディだった。それから1週間が経過し、この怪事の情報を得た科特隊はパリ本部に詳細を照会した。先月バローン砂漠に大流星が落下し、イエスタディはそこで不思議な隕石を採集して、日本へ持ち込んでいたという。