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IMAGINATION! TSUBURAYA・GALAXY<br><br>円谷プロダクション 代表取締役会長兼CEO 塚越隆行『TSUBURAYA・GALAXY』創刊 スペシャルインタビュー[後編]

IMAGINATION! TSUBURAYA・GALAXY

円谷プロダクション 代表取締役会長兼CEO 塚越隆行
『TSUBURAYA・GALAXY』創刊 スペシャルインタビュー
[後編]

塚越隆行

グローバルに感動できる作品を核に
そのクオリティに相応しい商品や
イベントを作っていける会社こそ
僕が考える円谷プロの未来の姿

(聞き手:清水 節)

(Vol.1・前編からつづく)

——作品キーワードは「ウルトラマン、怪獣、特撮」。『TSUBURAYA・GALAXY』が考えていくものは「空想科学のストーリーやデザイン、技術」。共通する“テクノロジー”という特質には、どう向き合っていきますか。

 ただ単に、テーマを込めてストーリーを作っていくだけではなく、メディアの最新テクノロジーを追いかけていくところが、円谷の使命でもありますね。舞台裏を解説し過ぎてしまってはつまらないけれど、僕らが真剣にテクノロジーについて考えている姿を見ていただくことは、大事だと思います。技術の向こうに、作り手の思考がある。なるほど、そこまでバックグランドを考えた上で作品は生まれるんだと感じていただけるよう、伝えたいですね。これからの作品について言えば、どこまで円谷が勉強して新しいことに挑んでいるのか、という点を知っていただくことも必要かもしれません。

ツブコンの中心にあるのは、円谷が変わっていくワクワク感

——いまやブランドにおいて重要な「共感」と「応援」については?

 かつては、作品さえ面白ければ観る、商品さえ良ければ買うという時代だったのかもしれない。これからは、円谷プロが作った作品だから観ようと思っていただけるようにならないといけない、ということですね。ブランドイメージに対して応援までしていただく。SNS社会では大事なことです。
 つまり、単に発信するだけではなく、お客さんをいかに巻き込んでコミュニケーションしていくのか。この『TSUBURAYA・GALAXY』にも「お便り募集」ページがあります。ぜひともご意見をいただきたいですし、皆さんの声は真摯に受けとめたい。それは、円谷プロが変わっていく原動力になると思います。
 応援していただくためにも、作品至上主義であるべきだと思っています。いい作品があって、お客さんに感動していただき、世界観に基づく商品が生まれ、イベントにも参加したいと思っていただけるようにしたいですね。

——今年の年末に初めて開催する、ツブコンことTSUBURAYA CONVENTIONについて伺います。円谷のイベントといえば、ウルフェスやEXPO的なものを思い浮かべる人も多いと思います。どのようなイベントになるのでしょう。

 最大の目玉、それは、円谷プロがどう変わっていくか。一言で言うなら、その様子を見届けてください! というイベントですね。今のところ、ツブコンという2日間のお祭り開催は、2年に一度を予定しています。これまでの円谷イベントは、やはりウルトラマンをいかに楽しんでもらうかがメインだったでしょう。ツブコンの中心にあるのは、円谷プロそのものがダイナミックに変わっていくワクワク感だと思うんですよ。作品においても、イベントにおいても。そうきたか円谷! と思ってもらえるような、驚いていただけるような中身にしていかなければ意味がないと思っているんです。

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