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怪獣プロファイル ケース2「ガラモン」

怪獣プロファイル
ケース4「ラゴン」

秋廣泰生

秋廣泰生 あきひろ・やすお

1967(昭和42)年生まれ。鹿児島県出身。
1980年代後半より、円谷プロ製作部/営業部でウルトラマンシリーズや円谷プロ作品を収録した黎明期のビデオ、レーザーディスクの制作(本編映像完パケ/映像特典、封入解説書執筆ほか印刷物全般)を担当。以降、円谷プロ作品のCD制作(曲構成・封入解説書執筆)、DVD制作(映像特典構成・演出、封入解説書執筆)に携わる。
CSファミリー劇場にて放送された、当時のスタッフや出演者をゲストに作品を紹介していく番組『ウルトラ情報局』では全話の構成・演出を担当。
その他、『バラサでブースカ』『ウルトラマンボーイのウルころ』『ウルトラマン列伝』で番組の構成・演出を、『帰ってきたアイゼンボーグ』ではドキュメンタリーパートの監督を務めた。
現在も、ウルトラマンシリーズや円谷プロ作品のCD、DVD、Blu-rayほか封入解説書執筆や、映像特典制作、書籍の執筆などを手掛けている。

海底原人ラゴン~その痕跡を追う
そして見えてきた『ウルトラQ』の核心

 昭和42(1967)年生まれの筆者にとって【海底原人ラゴン】は、物心ついた頃には(正確には幼稚園に入園する頃には)ウルトラ怪獣の1体として脳内データバンクに収められていた存在だった。いや、そうした状況だけから言えば、モングラーもシャプレー星人もメフィラス星人も同様である。既に小学館刊「ウルトラ怪獣入門」やケイブンシャ刊「全怪獣怪人大百科」など、怪獣を全集的に網羅した書籍が出版されており、どの怪獣もデータと共に等しく紹介されていたのだから。

 この当時『帰ってきたウルトラマン』の登場怪獣については…小学館が毎月発行していた幼児向け教育雑誌「幼稚園」の愛読者であった事から、ここに掲載された発売月に放送される話数の新怪獣4~5体ほどの紹介がテレビ放送に先駆けた予習情報として得られていった。そしてタッコングやアーストロンはじめ『帰ってきたウルトラマン』のニュー・ウェーブ怪獣たちも折に触れて追紹介され、復習が可能だった。そして放送を終えデビューを果たした新怪獣も誌上の情報が復習するためのベースに転じ、やがては、それら全体が怪獣情報の反復に役立っていった。しかもこの頃、近所には年上の親戚や同年令の友だちのお兄さんやお姉さんという具合に、現在の少子化現象が想像できないくらい、たくさんの子どもが溢れかえっていた事を利用(?)し、同じく『帰ってきたウルトラマン』情報が掲載されていた小学館の月刊誌「小学〇年生」(〇内には一から六までの学年ごとの数字が表記される)を近所を回って読んでいけば、怪獣情報の収集と蓄積は、なお一層、深く充実したものとなっていった。