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円谷の本棚から
第9回「芸生新書 8ミリカメラ 特撮のタネ本」
(芸術生活社刊)

「特撮を作る」という夢に
力をくれるバイブル

今より少し昔。
多くの特撮ファンにとって、“紙の本”はとても重要かつ、心ときめくアイテムでした。
そんな古き良き時代に、ファンの心を揺さぶり、魂の渇きを癒してきた“本”に焦点を当てていく「円谷の本棚から」。第9回は、特撮を撮ることについての実践的アプローチが満載の伝説の名著をお題に採り上げます。

よもやそんな時代が来るだなんて想像もしていませんでしたが、この現代、スマートフォン内蔵のカメラで、映画撮影に用いられるキャメラ(スチール撮影用のカメラとの区別としてこの呼び方とします)に迫る映像が撮れるほどの世の中になりました。実際のところその効用、その環境における臨場感を意図的に得るためにムービー用のキャメラとしてスマホなどを使用する映像作品も少なくありません。スマホのカメラに限らず、最近のデジタル一眼レフカメラにも動画記録機能があり、上位機種にもなれば、ムービーキャメラに匹敵する精度で映像が撮れたりします。YouTubeなどの動画共有サービスやSNSなどの活況もあり、ひと頃以上に、多くの人たちに「映像を撮る」ということが身近になっている、気軽にそれが出来る時代になったのではないかと思います。
円谷プロ作品を愛するファンなら、規模の大小はともあれ、「自分も特撮映像を撮ってみたい!」と夢見た(あるいは現在進行形で夢見ている、中には実践している)人もいるでしょう。今回紹介するのは、そんな人たちの役に立つこと請け合いの書籍です。