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タカハシヒョウリのウルトラマンは電子コラムの夢を見るか?

無事出番を終えた後は、ツブコンと同じ会場内で開催されている「円谷ワンフェス」へ。
なかなか商品化に恵まれないマニアックな怪獣(や超獣)やメカ、独自の解釈を加えたアーティスティックな作品も所狭しと並んでいて、ここは楽園か?
また女性の個人ディーラーさんが多数出展し、ぬいぐるみやアクリルアートなど怪獣を「可愛く」捉える視点での商品を展開していたりするのも新鮮でした。
どのブースを見ても円谷一色!という景色は壮観で、ぜひ継続して、ハードルを下げつつ、さらに規模を広げてほしいと感じさせるイベントでした。

続いて、東京ドームホテルの宴会場・天空での
ULTRAMAN ARCHIVES TSUBU-CON Special『ウルトラQ』特撮文化の礎を築いた【怪獣倶楽部】とは?」へ(さらに長いですね)。
こちらのイベント、ツブコン内でも屈指の「濃ゆーい」時間だったのではないでしょうか。
近年のドラマ化などで飛躍的にその知名度を上げた精鋭特撮ファン集団「怪獣倶楽部」ですが、まだまだ知られていないことばかり。
その黎明期について、メンバーの皆様の生の体験談が聞ける、かなりレアなイベントとなっていました。
『帰ってきたウルトラマン』『ミラーマン』『ジャンボーグA』などの怪獣デザインを担当した米谷佳晃さんのお話も貴重でした。

そしてメイン会場の、
ウルトラマンゼロ10周年 ニュージェネレーションヒーローズ全員集合!」へ。
ファンの割れんばかりの声援を浴び、10周年を迎えるゼロさんを祝いに次々とニュージェネヒーローが登場しました。
ゼロという存在が、どれほどウルトラマンというコンテンツの歴史において重要な物なのか、あらためて認識することができました。
何より、かっこいいしね!
あちらでは「怪獣倶楽部」、こちらでは「ニュージェネ」と、まさに過去と未来が交錯するツブコンを象徴する2つのステージでした。

そして、1日目の最後を飾るのが、ディナーパーティーとして開催された「ウルトラマンセレブレーション」。
ビュッフェスタイルのディナーを味わいながら、ウルトラヒーローたちに会えるという、前代未聞な、まさに夢の空間が東京ドームシティに出現!
グレートとパワードが体操したり、客席を駆け回るウルトラマンUSA3ヒーローのバトルが見れたり、エースキラーとウルトラ兄弟の戦いに歴史介入するタイタスが見れたりと、プレミア感ある演出となっていました。
そして、フィナーレにウルトラマン総出演した時の、お客さんの笑顔。
これ、本当に不思議なのですが、何歳になっても、どんなに大人になっても、ウルトラマンが目の前に現れると嬉しくて仕方なくて、誰でも笑顔になるんです。
もうウルトラマンの存在は、日本人の、いや人類のDNAの奥底に刻み込まれているのかも、と本気で思います。

2日目は、
集結! 円谷特撮ヒーロー&怪奇大作戦」という、これまた「濃ゆい」イベントからスタート。
「円谷ヒーローは、ウルトラマンだけじゃない!」
『ファイヤーマン』『ミラーマン』『ジャンボーグA』『レッドマン』そして『怪奇大作戦』。
これらの作品のヒーローや出演者が一堂に会する、まさに「朝から神イベ」。
4ヒーローたちが並んでお客さんを見送る姿には、二度と見れないのでは……というレア感が溢れ出していました。
ちなみにこの日のウルトラショットには、こちらの4大ヒーローも登場。
これもツブコンならではの、貴重な機会だったのではないでしょうか。

そんな濃ゆーく、いぶし銀なイベントから一転して華やかだったのが、「アニメ『SSSS.GRIDMAN』スペシャルステージ」。
声優さんによる朗読劇や、舞台化、新グッズ紹介で、ものすごい盛り上がりを見せていまして、僕も『SSSS.GRIDMAN』に夢中になった身ながら、やっぱりアニメなのか! 時代はアニメなのか!と謎の自問自答。
しかし、「怪奇大作戦」のような往年のファンから愛される特撮作品と、『SSSS.GRIDMAN』のような新しいファン層に支持されるアニメ作品、これらが「円谷」という旗の元に共存していることが、何よりも価値のあることなのです。

続いてのイベントは、
平成ウルトラ4大ヒーロー大集結!
~ダイナ・ガイア・アグル・コスモス~
」です。
様々なシーンがあったツブコンですが、僕は個人的にこのイベントがもっとも印象に残っています。
ダイナ・つるの剛士さん、ガイア・吉岡毅志さん、アグル・高野八誠さん、コスモス・杉浦太陽さん、4大平成ウルトラマンが集結するというこちらのイベントに、約800人のファンが駆けつけました。
つるのさん演じるアスカ・シンが、初めてウルトラマンダイナに変身するシーンが上映され、つるのさんは感極まって落涙、それに続いてそれぞれの初変身シーンでは、吉岡さんと杉浦さんの目にも涙が。
「ウルトラマンになる」ということが、どれほど大きく、重いことか。
また、イベントの構成や、関智一さんによる司会、切通理作さんによる解説も素晴らしく、いや~、良かったです。
そして、そんな感動的なシーンの中でも常にマイペースな高野さん、最高でした。