TEXT SIZE

標準
タカハシヒョウリのウルトラマンは電子コラムの夢を見るか?

タカハシヒョウリの“ウルトラマンは電子コラムの夢を見るか?”
第9回 超速報!「TSUBURAYA CONVENTION 2019」レポート
(12/14~15 東京ドームシティ)

タカハシヒョウリ

タカハシヒョウリ たかはし・ひょうり

ロックバンド「オワリカラ」のボーカル・ギターであり、ソロ、楽曲提供、プロデュースなど様々なスタイルでも活動する音楽家。また、自身の「特撮愛」が高じて、特撮音楽をバンドサウンドで表現する「科楽特奏隊」を仲間たちと結成。MVでウルトラセブンと共演、「おはスタ(テレビ東京)」に出演も果たす。
その様々な文化への深い造詣と偏愛から、カルチャー系媒体への連載やコラム寄稿、番組出演など多数。
twitterアカウント @TakahashiHyouri

『TSUBURAYA・GALAXY』読者の皆様、無事に幕を下ろした円谷プロ史上最大の祭典、「TSUBURAYA CONVENTION」は楽しめましたでしょうか?
今回は、ツブコンを「出演者」「ファン」「レポーター」と三面怪人ダダばりの三つの顔で楽しみまくった私、タカハシヒョウリによるツブコンレポートをお届けします。
ご来場した方も、今回は参加できなかったという方も、このレポートでツブコンを追体験していただけたらと思います。

ツブコンの開幕を告げるのは、さまざまな新作発表が行われるオープニングセレモニー。
まだまだ謎が多い新プロジェクトの中でも“GRIDMAN UNIVERSE”と銘打ってティザー画像1枚だけが公開された『SSSS. DYNAZENON』は、大きな反響を呼んでいました。
『電光超人グリッドマン』に登場するダイナドラゴンを彷彿とさせるメカニカルな龍のようなビジュアルイメージが、非常に気になります。
そして、なんといっても『シン・ウルトラマン』のデザイン発表、まさに衝撃が走りました。
実際に会場にいた方はわかってもらえると思うのですが、ビジュアルが公開された時、会場の最初の反応は、万雷の拍手でも歓声でもなく、「困惑」でした。
しかし、雛形が公開され、庵野秀明さんによる手紙が読み上げられる頃には、じわりじわりと高まった熱が、感動の域に達して大きな拍手の渦へと変わっていきました。
塚越会長との対談で、「ヒョウリさんは、泣くよ」と大予言されていたのですが、庵野秀明さんによる真摯(しんし)なメッセージは、実際にちょっと涙腺に来てしまいました。
樋口真嗣監督にもお話ししたのですが、僕は「シン・ウルトラマン」は初代ウルトラマンそのままのデザインなのでは無いか……?と勝手に予測していたのです。
しかも庵野さんのお好きなBタイプに違いない! と。
しかし実際は、その予想すら上回る、さらなる原点回帰だったとは驚きました。
湖畔(こはん)にヌッと立ち尽くすシン・ウルトラマン、あの美しくも不気味なティザー画像がどんな映像になるのか、心から楽しみです。

オープニングを終えた直後に催されたのが、僕も出演させていただいた「ULTRAMAN ARCHIVES TSUBU-CON SPECIAL『ウルトラマン』」です(長いですね)。
オープニングセレモニーにも出演した「シン・ウルトラマン」の樋口真嗣監督、スーツアクターとしてウルトラマンを演じた俳優の古谷敏さん、そして初期からウルトラマンシリーズに関わってきた満田かずほ監督(注:「かずほ」は「禾(のぎへん)」に「斉」)、脚本家の田口成光さん、という錚々(そうそう)たる皆様に混じって、タカハシヒョウリなぜか舞台に立つ……! 皆様の当時の貴重な体験談に加えて、円谷一さんが東京一(あずまきょういち)の筆名で書き綴ってきた歌詞の数々について、樋口真嗣監督とお話しさせていただきました。
前日まで、内心プレッシャーを感じていたのですが、「ここは諸先輩方に甘えさせていただいて……、自分に言えることをガシガシ言っていくしかない!」という気持ちで臨みまして、Ω非常に温かく受け止めていただいて、ありがたく光栄でした。
また、このイベントに臨むにあたり、東京一さんの数々の歌詞を何度も読み返したことで、シンプルかつありのままの言葉で子供達に夢を伝えようとする円谷一さんの優しい人柄に触れられたような気がします。
最後は「ウルトラマンの歌」の大合唱に、ウルトラマンも登場し、古谷さんとの神々しいダブルスペシウム光線でフィニッシュ。

1/3