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『ウルトラマン』エピソードガイド 第9回 Episode1「ウルトラ作戦第一号」

『ウルトラマン』エピソードガイド
第9回 Episode1「ウルトラ作戦第一号」

氷川竜介

氷川竜介

氷川竜介

氷川竜介 ひかわ・りゅうすけ

1958年兵庫県生まれ。明治大学大学院 特任教授。東京工業大学卒業後、メーカー勤務を経て2001年に文筆家として独立。文化庁メディア芸術祭審査委員、毎日映画コンクール審査委員、東京国際映画祭プログラミング・アドバイザーなどを歴任。主な編著等:「20年目のザンボット3」(太田出版)、「日本特撮に関する調査報告書」(文化庁)、「ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ」(カラー)など。

解説

 まだモノクロ受像機が主流の1966年、カラーで制作された、新時代のテレビ特撮ヒーロー番組『ウルトラマン』。その記念すべき第1話の物語は、宇宙空間を飛行する青い玉とそれを追う赤い玉の映像から幕を開ける。

「パリに本部を置く国際科学警察機構の日本支部に、“科学特捜隊”とよばれる5人の隊員たちがあった。彼らは怪事件や異変を専門に捜査し、宇宙からのあらゆる侵略から防衛する重大な任務を持っていた」
 冒頭のナレーションは「戦闘力を有するレギュラーが事件に対応する」という、前番組『ウルトラQ』とは異なる要素を強調している。その一員ハヤタ隊員は、竜ヶ森上空を小型ビートルでパトロール飛行中、未確認飛行物体を発見して追跡を開始した。しかし追跡していた赤い玉が、その機体に激突してしまった。