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TSUBURAYAライブラリー第2回『緊急指令10-4・10-10』

TSUBURAYAライブラリー
第2回『緊急指令10-4・10-10』(1972年7月3日~12月25日)
NET(現・テレビ朝日)系/毎週月曜:19時30分~20時00分
全26話

解説:中落合たかし

無線でつながった有志たちが、
いち早く事件をキャッチして、怪事件の調査・解決に挑む! 

70年代初頭。特撮番組をめぐって、各局がしのぎを削っていた。1971年1月に始まる『宇宙猿人ゴリ』が火付け役となった“第2次怪獣ブーム”は、4月スタートの『帰ってきたウルトラマン』によって一気に過熱する。けれども、60年代後半とは様相が異なっていた。同月スタートの『仮面ライダー』人気によって、「巨大」であるよりも「等身大」のヒーローが注目を浴び始め、怪獣というキーワードは気圧(けお)され、“変身ブーム”という呼称がポピュラーになっていく。

円谷プロはこの年の12月、もうひとつの巨大ヒーロー『ミラーマン』をスタートさせる一方、広告代理店やテレビ局とともに別企画を練っていた。翌72年初めに起こされた、初期段階の企画書の冒頭には、こう記されている。「この企画は、CB無線<市民バンド>を趣味として、社会に尽くし、人間的成長を遂げていく若者たちの夢と希望あふれる姿を、新しいアングルで捉えていこうとする、明るい、楽しい、感動的な青春ドラマシリーズです」。さらに、こんな意欲的なフレーズも。「新しい年1972年は、スーパーマン、つまり、仮面のサイボーグたちよりも人間そのものが活躍する年です。活躍しなければならないと思います。それでいて、仮面ものより面白いドラマが欲しいのです」。